月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

空隙率

暖かかったり寒かったり、寒暖差の激しい日々ですが今日は雨ですね。

雨になると道路は水が溜まって、夜はその水に車のライトが反射するので運転していると道路の白線が見えづらくなります。

でも最近舗装された道路をみると、反射が抑えられた道路がありますよね?あれはアスファルトに含まれる礫(れき)の割合が多いことが影響しています。

その辺の砂をあつめて1Lの牛乳パックに詰め込んだ後、水を入れたらどれくらい入るでしょうか?

500mlくらい入ります。それだけ砂粒の隙間が大きいということです。

これが花崗岩がぎっしり詰まった牛乳パックだとだと10mL程度しか入りません。花崗岩というのは深成岩で、深成岩とは鉱物粒子が詰まっている岩石なので水の入る隙間がほとんどないんです。

一方で、砂が堆積して固まった砂岩になると100mlくらいは入ります。小さい頃につくった泥団子みたいなイメージです。

このような隙間の割合のことを空隙率(くうげきりつ)と言います。道路を作るときに雨水がはける程度の空隙率になるよう、礫を混ぜると言うことです。

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というのを今日の2限の「堆積地質学」で吉田先生が説明していたので、それをそのままblog記事で紹介させてもらいました。吉田先生の講義は超面白いです。初回の授業で「オンラインでやると対面よりも全然情報を伝えられないので、なるべく対面でやります」とおっしゃっていて、オンラインでもパワポとか使えばそこまで変わらないのでは?とその時は思ったんですが、吉田先生の授業はたしかに生授業でこそ!毎週火曜日2限が楽しみです。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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