これは何でしょう?
www.num.nagoya-u.ac.jp/dora_yoshida/research.html
カニ爪フライ
www.kadonaga.com/productcase/western/001.html
のように見えますが、違います。
地層中に埋まっている泥団子のようなもので、球状コンクリーションと呼ばれています。自然にこんな不思議な綺麗な球が形成されるなんて面白いですね。
化石といえば数千年〜数億年前に砂や泥に埋まった生物の骨や殻が固まってできたものです。この球状コンクリーションはちょっと前までは「数万年かけて形成される」と信じられていましたが、名大の吉田先生の研究によって数ヶ月〜数十年という極めて短い時間で形成されることが発見されました。
私はこの吉田先生の担当している講義を受講しているんですが
「続成作用」とか「風化作用」のように「作用」でひとくくりにされている言葉は案外しっかりと理解されていないので疑ってかかったほうがいいです。
とか
堆積物が堆積岩になる過程を日本の大学で教えているのはたぶん僕の授業だけです
とか
結構しびれる名言が講義中に出てくる上に、対面授業がとても上手いので毎週講義の時間を楽しみにしています。何が上手いのかというとカンペもほとんどなしに、板書でやや早口でその日のお題を解説しながらも所々面白い余談がはさまれて、大学の先生=何でも知っている、というステレオタイプ的な欲求に応えてくれるというところです。雰囲気的にも結構パリッとしていて仕事できる感が漂っている先生です。
そんな吉田先生が蒲郡市生命の海科学館のイベントで講演をされた様子がyoutubeに上がっているのでぜひ見てみてほしいです。
球状コンクリーションの解説をした時間からのURLです。↓