月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

夏休みまでにここまで終わらそう

・夏休みの過ごし方を教えてほしい

・夏休み終わるまでに終わらせたほうがよいことがあるか

など質問・相談をもらうことがあります。

よほど学習の進行が順調な人を除いて、季節ごとの計画は不要です。

大学受験は習得すべき問題がとにかく多く、例えばそれが5000題だとしたら今からどんなに一生懸命やっても2000とか3000くらいまでしか網羅しきれない人がほとんどです。

そういう人に「8月末までに終わらせるべきこと」の計画を理論的に考えてあげるとしたら、「8月末までに例題2500題を解けるよう2500題×3=7500題とく」とかいう非現実的な話になります。

そういう目標は到達できないか、できたとしても形式上終わらせただけで全く身につかないか、そのどちらかです。

正直、高1の4月に入塾してもらってもそういう逆算型での計画は無理です。

入塾したその日から、とにかくボトムアップ型でひたすら目の前の問題を解き続ける、という計画にしかなりません。

そのような計画を立てるのが毎度おなじみ合宿です。合宿では一日のやることリストを作ります。そのやることリストを朝から晩までひたすら自習して消化していくだけなんですが、これが公立高校生にとれる最善の勉強方法です。