「週末超元気特区」というのはUSJが提供している価値を7つの漢字に圧縮して、それを読んだ人がその7文字の漢字からUSJに行ったら得られるであろう価値を頭に想像します。
現象を言葉によって分節化することは価値を圧縮して伝えやすくします。
うちの塾でも提供している価値は色々ありますが、それを端的に言葉で表したらどうなるかいつも考えます。
今のところ一番しっくりきているのは、「入試までの高速道路を開通する」ことです。ちょっと「週末超元気特区」ほど圧縮しきれていないんですが、イメージは一番近いです。
高校受験と違って大学受験は自分の現在の立ち位置から入試当日に合格点をとるまでの道のりを想像するのが難しいです。その難しさゆえ、学校のテスト勉強をやっていても「これで大丈夫だろうか」と不安になるし、本屋さんで参考書を自分で買ってちょっと勉強をやっても「これで大丈夫だろうか」とやはり不安になります。200m置きに信号にひっかかって、「目的地が見えねえなあ」とつぶやくようなものです。
あるいは自称進学校による宿題と補習の強制によって無駄だらけの時間を過ごすことを強いられる人も居ます。名古屋から東京まで行くのに、制限速度40km/hの住宅街を進むようなものです。
塾では大学入試で得点をとることだけを考えて勉強を教えます。勉強を教えるだけでなくて何をどう自習していくかも教えます。1速からどうやってギアチェンジしていくかを伝えて、入試まで高速道路を敷いてあげます。後はそのまま走ってもらえれば一般道を進む同級生よりラクに燃費良く速く進めます。
保護者のかたが塾に払う授業料は高速道路の通行料金です。別に名古屋から東京まで一般道で無料でいくこともできますが、高速道路の料金を払えば同じ時間でより遠くまでいけます。