月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

現代文指導法セミナー

先日はるばる大阪まで現代文の勉強をしにいきました。

高槻市にある尾崎塾さんという塾があります。なんと尾崎塾さんでは同業者向けに「現代文の教え方を教える」という企業秘密の大公開をなさっていて、スケジュールを工面できたので参加することにしました。私は尾崎塾さんのblogを7年前くらいからずっと拝読しておりまして、現代文をどうやって教えているのか気になっていました。

もちろん私自身は3年前に名大を受験したときも現代文には困らなかったどころか、他の受験生よりは点を取れてます。ただ、教えるとなると英語や数学と違ってどこがポイントなのかそこまで明確に分かっていませんでした。

しかし、7年間ずっとblogでウォッチしていた塾の塾長と対面できるというのはドキドキしますね。うちの塾も「何年か前からblog見てました」という保護者のかたが多くいらっしゃいますが、塾やzoomなどで私と対面すると「本物だ!」という気持ちになるんでしょうか?

私が尾崎先生に会って最初に驚いたのは「大阪弁だ!」ということでした。まあ地理的に当然といえば当然なんですが、より本物感が感じられました。

さて講習の内容ですが、blogで書いてることほんとかな〜怪しいな〜という多少の先入観とともに望みましたが、実際すごかったです。問題の作り方から逆算してアプローチする解き方なんですが市販の参考書だとこのような解き方で解説しているものはおそらく一切ありません。しかし、答えの出し方に説得力がありますし、何より再現性があります。

再現性というのは同じようにやれば誰でも答えにたどり着くということです。

塾での指導において再現性というのは超大事です。例えばうちの塾では英語の指導において英文解釈に授業時間のほぼ100%を費やします。これは英文解釈ができるようになれば長文を正確に読めるようになり、正答率が上がるという点で再現性があるからです。授業料を頂く以上、「塾の言うとおりにやれば学力があがる」品質が保証されなければいけません。

現代文の教え方で正答を選ぶ再現性を担保するのは難しいです。というのも一般的な解き方での説明だとどうしても「ここはこう読む」としか教えられない場面が多くなってしまうからです。納得できないかもしれないがそう読んでくれ、というのは再現性に乏しい。もちろん現代文がある程度得意な生徒を相手にするならそれで納得してもらえるかもしれませんが、現代文の考え方がさっぱり分からない生徒にとっては不完全燃焼感しか残らないでしょう。

塾に戻ってから何題か現代文の問題を解いてみていますがかなり手応えアリです。

尾崎先生、貴重な機会をありがとうございました。



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