月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

三つの理由

秋学期以降大学は休学しようと考えてます。理由は二つあり一つ目は娘の幼稚園の送迎に注力したいことです。

当塾の塾生でも保護者の方が週に何回も車で送迎していて、それを見て以前から「送迎大変そうだな」と思っていました。でもいざ自分の娘を週5で送迎するとなると大変さよりも楽しさのほうが勝ります。塾生の保護者の方もそういう感じなのかと思いました。

二つ目に例の化学実験がキツくて精神的に削られている点があります。やれ予習復習しろだのレポートを再提出しろだの色々うるさく言ってくるいわゆるマイクロマネジメント的な、分かりやすく言うと管理教育系高校的なやり方の授業にウンザリしています。

こういう高圧的なスタンスの授業が成立するのには前提があります。それは、教える側が生徒側に対して深い愛情を持っていることです。この愛情があればどんなに厳しい指導でも生徒側は教える側の要求に応えようというモチベーションが生じます。でもそのような愛情がなければ単に苦痛なだけです。

もちろんマイクロマネジメントが苦痛ではない人もいますが私は苦痛でしかないタイプ。たまに管理教育高校のやり方に滅入ってしまって高校を退学しようか悩む人もいますが気持ちが良く分かります。そういう人は中学時代に良い成績をとって、普通科の進学校から大学進学するというレールの上をずっと走っていると考えているので、かなり悩むと思います。

あ、あと三つ目の理由もありました。もっと働きたいです。私みたいに私大文系と国立大理系を経験していて、就活も法人営業も経験していて、結婚して子どもが二人いるというバランスのとれた人間に教わる中高生がもっと増えたほうが世のためになります。性格が自己中心的という欠陥もありますが塾生保護者のかたが多少気を遣ってもらえれば機嫌良く働きます。

 

相伝学舎 清須 http://www.sodeng.jp
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