月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

やらないことを決めよ

高2の文系の塾生(高1の4月入塾)で1人、数IAIIBのほとんどの分野を終えました。

理系だと公立高校でもこのくらいの超スピードでIAIIBを終わらせてとっとと数IIIに突入するところも少なくありませんが、文系の場合文系補正を考慮すると超超スピードということになります。でも教えている感覚だと、そんなに超超スピードという感覚はなくて、この1年5ヶ月でひたすら淡々と進めた印象です。

もちろんこの塾生だけ特殊な教え方をしているわけではないので、毎回の授業で5-6題(一週間で10-12題)をむらなく進められると誰でもこのくらいのペースで進められるはずなんですが、それを長期間継続できる人は限られます。

1週間だけ頑張るなら90%くらいの割合でできますが、2週となると81%、3週となると73%、・・・という具合にどんどん難易度が増します。

うまく進めるには、やることを明確にするのはもちろん、やらないことを決めることのほうが大事かもしれません。公立高校はたいていの場合「予習」だの「復習」だのたくさんのタスクを指示してきます。これらのタスクのなかには、学力向上に関与するものもあればしないものもあります。基本的にはしないもののほうが多いです。

効率の悪いことをやらずに、効率の良いことに絞るのが少ない時間で結果をだすコツです。

これを見極めるのが、また難題ではあるのですが。

相伝学舎 清須 http://www.sodeng.jp
reasn いりなか・八事 http://www.reasn.jp