月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

生命活動の低下は不健康か

追突事故による怪我の治療で整形外科の病院に通っていますが、病院にいくと高齢者が多いです。加齢とともに生物として身体の色々な機能が低下して、いわゆる健康という基準を満たさなくなり、病院にかかるという理屈は分かります。しかしそのような光景を見ると自分の怪我の痛みなど吹っ飛ぶくらい、暗い気持ちになります。

いろんなお医者さんが病気から回復する方法を考え実際に治療して、私たちは100年前より病気に苦しみにくくなっています。保険という制度によって貧富によらずそのような医療を享受できます。

しかし、しわ寄せとして現役世代は高額な社会保険料を支払います。

中高生のみなさんは実感がないかもしれませんが、みなさんのお父さんお母さんがもらっている給料はいわゆる「手取り」というもので、働いた額面の給料から税金が差し引かれたものです。将来みなさんが働くと同じように手取給料が銀行口座に振り込まれます。初任給が25万円としたら最初の年は20万円ちょっとくらいでしょうか。

ここから先、大雑把に話します。

額面25万円ー税金5万円=手取り20万円

という会社員がいたら、その税金5万円は会社がその人の代わりに国に税金を納めます。

そのときにおさめる金額は。

なんと10万円です。5万円ではありません。

会社は従業員の分の税金を2倍に上乗せして国におさめなければいけません。

そして私木村亮太は、株式会社の代表をつとめており、自分自身に給料を払っています。すると何が起こるか?私の口座には税金が差し引かれた給料が振り込まれ、会社の口座からはその2倍の税金をまた別途支払うことになります。

自分を食わせるのに人の二倍税金を払っている感覚になります(そして実際にそうです)。

なので現在の日本社会の

・現役世代がめちゃ社会保険料を支払って高齢者の医療費を支払う

というTHE高齢化社会を会社員時代の2倍感じています。これ、従業員が私一人だから2倍で済んでますがもし従業員(正社員)がいたら?おそろしくて想像したくありません。

そういうわけで、私はこの先日本が医療を発展させることが国民の幸せの総量にプラスに寄与するのか疑問に思っています。生命活動の低下を病気とみなすのは、もうやめたほうが良いというかやめてほしいです。私は働けなくなったらTEARで生前見積もりをして雪山登山を趣味にしてさっさと死にたいです。

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