月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

メンタル管理

第二志望までにほぼ確実におさまる高校受験と違って大学受験は第一志望に届かない人の方が多い試験です。

もちろん合格する人もいるので、受験生は自分が受かる方に入れるのか入れないのか緊張感の高い日々を過ごします。

そのため単に勉強ができるできないの能力の高低以外に、不安を抑えて一定のリズムを保てる能力の有無も合否に影響します。この不安は大きすぎてもいけないし逆に小さすぎるのもよくありません。不安は集中力を削ぐ毒になる一方で、自分を勉強にかりたてる燃料にもなるからです。

そこで人間の不思議な現象に注目します。

人間は自分に期待が大きいとそれだけ成長し、期待が小さいと成長が制限されるようです。

つまり、志望校を高めに設定しておくと低めに設定するより最終到達地点が高くなるということです。

志望校設定が上手いと受かりそうだという手応えと、受からないかもしれない不安がちょうど良い感じに共鳴してそれが受験生の固有振動数と一致すると何かが発散します。笑

これが大学受験で開花する高校生に起こっていることでしょう。