人生を一瞬で不幸にする方法というのがあってそれは「他人と自分を比較すること」です。同じ学校に優秀な同級生がたくさんいて「自分はダメだ」と思うとか、模試の志望者順位をみて1000人中900位で「自分はダメだ」と思うとか、他人と自分を比べてテンションを下げる必要なんて全くありません。
大切なのは、他人と自分を比較するのではなく、過去の自分と今の自分を比較することであり、そのあとで未来の自分を信じることです。
常に、時間軸上の自分だけを見て下さい。
過去の自分と今の自分を比較したら、必ず成長しています。ためしに、24時間前の自分と今の自分を比べてみてください。受験生ならその24時間でなんらかの勉強をしましたよね?その分だけ昨日の自分より確実に成長しています。その蓄積はすぐに模試やテストの結果として現れないかもしれませんが、あなたは自分がちゃんと勉強したことを知っています。だから、それが1ヶ月後か3ヶ月後かは確かではありませんが、遅かれ速かれテスト結果として現れてくることを信じることができるはずです。
大学受験とは志望校の合格最低点を上回るゲームです。たとえ志望校の倍率が10倍でも20倍でも、最低点をとりさえすればいいのです。だから、周りの同級生がどうとか今の志望者順位がどうとか一切考えなくて良くて、あなたが争うべき唯一の敵というのは合格最低点です。
そして合格最低点というのは毎年大きく動くことはなく、つねにどっしり待ち構えているだけです。あとは、そこに近づくか近づかないか、自分次第です。ということは合格最低点も実は敵ではなくて、本当の敵?というか打ち勝つべき相手というのは自分自身にほかなりません。他人なんて関係ないのです。