月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

松江記録1(思いで編)

身内に不幸があって日曜日は島根県にいきました。


島根までは名古屋から岡山まで新幹線、岡山から松江まで特急で合計4時間かかります。特急は景色が最高なんですがとにかく揺れて体力が削られます。

松江に到着したころにはくたくた。

葬式は夜からだったのですが松江に到着したのは14時で、夜まで観光することにしました。観光といっても松江城とか出雲大社のような観光客向けの観光地ではなく、幼少期に毎年里帰りしたときに遊びに行った思い出の場所巡りです。

まずはご先祖様に挨拶ということでお墓参り。

お墓をみると木村家は享保まで記録が残っていました。私の顔を見たいご先祖様があっちの世界で行列してるはずなので20分くらい立ち止まっておきました。多分、みんな顔似てるんだろうなあ・・・。

その後は原子力館という島根原子力発電所の施設にいきました。

20分もあれば一周できてしまう展示館で遊ぶものなんてほとんどないんですが、里帰り小学生にとっては貴重な遊び場の一つでした。

 

内部は20年前からリニューアルされているようで記憶にある展示はほとんどなくなっていましたが、見晴らしの良い休憩スペースはおそらく当時のまま(といっても休憩スペースだからそもそも無くなるものも増えるものもない)で、家族で行った情景を思い出しました。

当時は冷凍食品自販機があって、焼きおにぎりやたこ焼きが売っていました。冷凍食品なので特別美味しいわけではないんですが、あの何の特徴もない味を思い出したら、幼少期の自分が何の危険も心配もない世界で生きていたことに気づきました。

そのような安全な世界は親がせっせと作ったものに違いないんですが、子供には感じないし見えないんですよね。自分も子供を育てる立場になって初めて気づきました。

 

相伝学舎 清須 http://www.sodeng.jp
reasn いりなか・八事 http://www.reasn.jp