月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

強制しない話

今日は娘の幼稚園の保護者会があり、娘を登園させたあとパイプ椅子をずらっと100脚ほどならべたちょっとした多目的室に足を運びました。

開始ギリギリにいったので前方しか席があいていなくて、前から二列目に着席したところ隣の人に

「その席、○○委員会の副委員長の席ですよ」

と言われて、何も目印ないやんけ知らんがな思いつつ三列目に座り直しました。

保護者会自体は○○委員会だの××委員会だの、いろんなグループが今年の活動報告をしていまして、あまりに関係ない話だったので私は塾で来年立ち上げる短期コースの名前を考えるなどして時間をつぶしていました。

普段、家でゴロゴロするか塾の愛用オフィスチェアで私のお尻は甘やかされており、コロナも終了して密に敷き詰められたパイプ椅子に座り続けて60分たつころには身体からカラータイマーが鳴り響きそうでした。

しかしどうでも委員会の報告がやっと終わって、園児達のふだんの生活紹介スライドショーになって気持ちを持ち直しました。

ここの幼稚園は、幼稚園児の天国と呼ばれており(※私だけがそう呼んでいる)、園児達は文字通り自由に好きなことに集中して遊べる環境がそろっています。各教室から直接園庭に出ることができるし、教室を出たところにあるテーブルテラス席には季節ごとに昆虫の図鑑が置かれていたり、テーブルクロス&おままごとセットが用意されているなど、幼稚園児たちの好奇心を刺激するしかけが豊富です。

それだけでなく先生も素晴らしくて、幼稚園児たちに「あれやれ」「これやれ」「北見工大に出願しろ」など強制することなく、基本的には自主的な遊びを見守りつつも、その遊びを発展させるために「○○をつかってみようか」「この後どうしたらいいかな?」などの声かけをして、園児達の遊びをサポートしてくださいます。

今日のスライドショーで紹介されていたのは、

・劇をするのに敵役をプロジェクターで模造紙に東映し、プロジェクターを操作する役、音響を担当する役、敵をたおす役、どう戦うかの指示を出す役、などを自分たちで考えて模造紙上の敵を倒した。

・運動会のリレーの順番を決めるにあたって、園児達は最初あまり考えずに決めていたが、最後はみんなで輪になって勝つための順番を話し合って決めた。

・運動会のダンスでつくったポンポンを自分たちでつくり、ダンスに使うだけでなく、年長さんのリレーの応援にも使うことにした。

良い話でした。

ただ、このスライドショーもたっぷり20分以上長く、お尻は限界でした。

帰宅後妻に「地獄だったわ〜」と話したところ娘が「パパ死んじゃったの?地獄は死んだ後に行くところだよ」とマジレスされました。

blogネタにしようと思ってメモ(てきをとうえい、リレーはなしあい)

相伝学舎 清須 http://www.sodeng.jp
reasn いりなか・八事 http://www.reasn.jp