月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

黄砂も泥岩になるのだろうか

黄砂が中国から飛んできているというニュースを見ました。

「黄砂」日本海に茶色の帯 日曜にかけて列島に飛来の可能 影響と対策は?(tenki.jp) - Yahoo!ニュース

 

これを見ると、やがてこの黄砂の一部が日本海にちりつもって続成作用によって泥岩になるのだろうという想像ができます。

中学でならう砂岩・泥岩とは、砂や泥の粒子が海底に堆積したあと、さらにその上にふりつもった堆積物から生じる圧力によって固められることでできあがります。

このとき砂や泥は当然大陸の河川から流入したものや、黄砂のように飛んでくるものがあります。

いずれにせよ大陸からやってくるので、大陸からやってくる限界の距離があります。

では砂や泥の届かない遠洋では何が堆積するのか?という話ですが、浅くて暖かい海ではサンゴ礁のサンゴの死骸がつもります。しかし、炭酸塩でできているサンゴの死骸は深い海だと圧力で解けてしまいます。水深が深い場所では、炭酸塩のかわりに、放散虫といってケイ酸塩の骨をもつ生物の死骸が堆積します。これは岩石になるとチャートと名前がつきます。木曽川でよく見つかります。

 

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