月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

高校受験最大値理論

高校入試を終えたばかりのみなさんには水を差すことで申し訳ないんですが、高校受験が受験生活のピークになる人が多いです。

高校受験と大学受験の一番大きな違いは、距離感です。

高校受験の場合、2週間後の定期テストに向けて勉強しつづけることが入試対策になります。中3の秋以降に徐々に入試対策もしますが、あくまでメインは定期テスト。そして年明けくらいから過去問をチョロチョロ解けば、それなりに対策ができます。

一方で大学受験では、定期テスト対策はほとんど意味を持ちません。2週間の勉強で覚えたことは2週間以内に忘れます。1年後、2年後の入試に向けて分厚い参考書を毎日数ページずつ、継続する能力が必要です。

でも定期テストと違って、その努力の結果は2週間後に判明しません。それどころか半年、1年たっても「まだ伸びないな」と感じることさえあります。結果が出ないので不満はつのりますし、当然誰からも褒められません。だいたい、公立高校に進学するとまわりの同級生をみても学校のテストなど気にせずチャートを解く人なんていないので、そんなことをしたら浮きます。

結局、多くの高校生は、2週間で努力の結果がでて、多少結果が良かったら親に褒めてもらえたり同級生から一目おかれる定期テストを頑張ることになります。当然、希望の大学には届きません。

まれに、「勉強をしてから結果がでるまで時間がかかるまでは辛抱して頑張ろう」という目線を持てる人がいると、希望の大学に届くことがあります。

ただし、中高一貫校中学生はある程度テストを利用しながら受験勉強するのがラクだと思いますので、この限りではありません。

 

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