月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

スケールが大きいとわからない

ご意見承る? の2を書こうと昨日の時点では思ってたんですが、書こうとしたことを忘れました。

 

野球賭博で何十億使ったとか使ってないとか話題です。

このくらいの桁になると現実感がなくて何がなんだかわからなそうです。

私なんて先日ボートレースにいきましたが、1レースあたり100円〜200円しか賭けないのにドキドキ楽しめるので安上がりな脳みそで良かったです。ちなみに今まで5レースくらい舟券を買ったんですが一度も当たってません。悲しいくらい運がないです。

 

お金にかかわらずスケールがあまりにも大きいと良く分からないというのはどこでもある話のような気がします。以前大学の先生(研究分野は大気水圏)が「地球環境とか宇宙みたいなスケールが大きいことは、みんな結構いい加減に発言してる」みたいなことを言ってました。実感のわかないことや確かめようのないことは大胆なことを言いがち、みたいな意図だったと思います。

受験生にとっての大学入試も似たようなところがあって、絶対にみんな最後は自分で入試を受けるという現実的な側面もあるんですが、それが「今から1年後です」とか一貫校の中学生にいたっては「6年後です」というケースもあるわけで、そうなると「数年後の話をされてもなあ」と非現実的な感覚に支配されがちです。

だからといって、現実的に思えてきた高3の秋から本気出す、とかだと基本的にはもうゲームオーバー状態。

なるべく高1、高2の早い段階で現実感を獲得しないといけないんですが、こればっかりは本人にしかどうしようもできないし、本人すら「どうしたらやる気でるんだろ?」とか思っている始末だったり・・・。

小学1年生のときアサガオを植えた記憶がありますが、芽がでるタイミングは鉢植えによって様々でした。でも同じ土、同じ種、同じプランターで育ててますのでせいぜいプラスマイナス2〜3日程度でみんな育っていった気がします。

受験勉強の現実感という芽ははもっと分散が大きいので、中学生で現実感を持っている人もいれば高3の直前になってもいまいち現実感がない人もいます。

 

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