昨日紹介したセミナーでは、尾崎塾さんで英語や国語をどう教えているかをズバリそのまま教わりました。「こうやって学力を伸ばした」という手法をそのまま教わるので、私が再現できれば当塾の塾生もその恩恵にあずかることができます。
普段、塾の授業や講習を改善することは毎日頭の片隅において考えているんですが、何かアイディアを思いついてためしてみてもそれが上手くいくとは限りません。
というか人生何事にもいえることですが、「部分的に上手くいって、部分的に上手くいかない」が基本ですので、何かアクションを起こすたびに少しずつ進歩していくイメージです。では無制限に何度でもいろいろ試してみればよいかというと、授業をするには教える先生のほか教わる生徒=受験生の同席が必要です。ですので自分のなかで色々シミュレーションした結果、高い確率でうまくいくだろうと確信をもてないと行動にうつせません。新しい試みも一年に2-3回できればよいほうです。
約10年の塾の営みでそういったトライ&エラーを繰り返した結果、今の授業や講習にいたるわけですが、「もっと早くこのやり方に気づいていればなあ」という小さい後悔を常に抱えています。とくに合格最低点にあとわずかでダメだった塾生を思うと、今のやり方だったらもうひと踏ん張り効いたんじゃないかと思わずにはいられません。
セミナー参加にあたっては受講費用のほか旅費交通費もかかっていますが、教わる内容を思えばそういうトライ&エラーを15回分くらいパスできることになり、大変お値打ちです。ありがたいです。
受験勉強も同じで、中高生のみなさんも入試に時間制約がなければいろいろ問題集をかえてみてしっくりいくものを探すことができるので、塾通いする必要もありません。しかし入試は高3の1-2月と決まっていますので保護者のかたにお金を払ってもらえるなら、さっさと勉強のやりかたを習って教わったとおりの近道をするのがおすすめです。