月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

高校の定期テスト対策はしません

実は1学期は塾でも数学についてはテスト対策の時間(基本的に自習)を作っていたんですが2学期から一切やめることにしました。というのもスケジュールによっては1回のテストで2週分の授業時間を奪われることになるのですが、これを1年で5回で10週分、3年間合計で30週分です。塾の1度の授業はだいたい2時間〜長いと3時間ですがこれだけの時間があったら、3年間でたくさんのことを学べます。

では高校の定期テスト対策をしたらどれだけ良いことがあるかというと、たいしてありません。もちろんそれまでに学んだことをはき出す場としては十分に活用してほしいとは思いますが、一生懸命対策するほどではなく、あくまで普段の自習のリズムのなかで定着しているかどうかがわかればOKです。ですから100点満点を取る必要はなく勉強無しで平均点前後で十分というのが私の考え。

基本的に、定期テストで良い点を取れるのと、入試本番で良い点を取れるのとでは求められる能力がまったく異なります。定期テストで求められる能力というのは、要領よく一定の範囲を暗記する能力であるのに対し、難関大学の入試を解くのに求められる能力というのは、優先順位を判断する力、過去問題研究から計画を立てる力、数十ヶ月の受験勉強を継続する力、など多面的なものがあります。

ここをよく理解出来ていない人が本当に多いんですよ。もしくは頭でわかっていても、とくに愛知県の人は中学時代に先生に従順になるようによく育てられていますから、カラダが追いつかないというか。

受験に必要のない科目の勉強なんて一切する必要がないし、必要のある科目であっても定期テストでわざわざ頑張る必要はありません。赤点ギリギリで卒業さえすれば良いんです。勉強を楽しむのは大学に入学してからでも遅くはありません。

そのかわり志望校の過去問題は徹底的に研究して学校の教師だろうが塾だろうが親の財布だろうが使えるものはなんでも使って合格点をとることを24時間無休で考え、そして勉強する。

高校生活で使える時間は限られています。大学に行きたいのなら、ムダなことは一切省いて、結果に直結することだけやる。簡単だけど難しいんですね〜。

 

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清須市の大学受験 相伝学舎
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