月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

中学時代に優秀だった人たちが直面しがちな問題、思い込み

12歳〜18歳までたくさんのテストを受ける機会がありますが、そのテストの性格について考えたことはあるでしょうか?

中学に入って初めて体験するのは定期テストです。5科目同時に、数十ページの教科書からどれだけ暗記できたかを競争します。毎日少しずつ暗記して、当日までに完全に暗記した生徒が一番です。

それを3年間経験すると次は高校受験です。5科目の教科書を暗記できたかどうかの競争です。中3の夏以降から、中1-2で学んだ内容を思い出して、高校入試の出題形式に慣れ、パターンを暗記できた生徒が一番です。

高校生になったら再び定期テストが始まります。少し内容が難しくなるだけで基本的には中学の定期テストと一緒です。

最後に大学受験です。先日の記事でも書いたとおり、参考書や塾の選択、3年間の計画など総合力を問われますが、一番求められるのは判断力です。やっぱり大学受験だけ異質です。

さて、ここで問題です。中学時代に優秀な生徒ほどおちいりがちな間違いはなんでしょうか?

実は、「思い込み」です。自分は勉強が出来る。自分は暗記が強い。大学受験も乗り越えられる。という思い込みが、足をひっぱる場合もあるのです。もちろん高校の定期テストを頑張って指定校推薦で大学を狙う人にとってはこの思い込みは強みでしかありません。しかし、一般入試となると足かせになり得るのです。

それは、アドバイスを受け入れられないという点に表れてきます。

今まで100m走で優秀な選手だった人が42kmのマラソンにチャレンジしようとして、それまでの経験からそれまで通りの走り方で42kmを乗り越えようとしたら失敗するでしょう。しかし過去の成功体験にとらわれている人は長距離選手のアドバイスを素直に受け入れられません。逆に長距離選手のアドバイスを素直に受け入れられる選手であれば100m走で優秀な成績をおさめていなくても、42kmをうまく走りきれる可能性がぐっと高まります。

中学時代優秀だった人が、大学受験がこれまでとまったく違う競争であることを認識して、アドバイスを素直に受け入れられるかどうか。謙虚になれるかどうか。重要な認識です。

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清須市の大学受験 相伝学舎
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