月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

英語授業の様子:文頭が接続詞の時は要注意

英語の読解力が低い人の共通点の一つとして、接続詞が文頭のときにへんてこな解釈をしてしまいます。

とくにbecauseやalthoughなどは要注意。当然、

Because (S+V), S+V

「(S+V)だから、S+Vだ」

 になりますが、よくあるのは

「なぜなら(S+V)であり、S+Vだ」

のように、「なぜなら」で始めてしまう誤答がちらほらあります。

"Because..."で始まる文と、"It is because..."で始まる文は完全に別物です。よく区別して覚えましょう。

becauseやwhenなど有名な接続詞よりも、althoughのように高1くらいだとあまり見かけない単語の場合はより注意が必要で、

「だけれども」

で始めたら当然間違い。

Although (S+V), S+V 

「(S+V)だけれどもS+Vだ」

となります。

こういう間違いが起こる理由は、中学時代に品詞にこだわった読み方をせず、because=なぜなら、のように固定的に意味を覚えてしまっているからです。becauseやalthough、whenというのは従属接続詞といって、主節にたいして従属するのですからあくまで脇役です。

私の授業では品詞の持つ役割や意味には相当こだわります。そこにこだわることで、英文構造を正しく読み取れるからです。逆に、こだわらないと精読というのは不可能です。

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