英語の読解力が低い人の共通点の一つとして、接続詞が文頭のときにへんてこな解釈をしてしまいます。
とくにbecauseやalthoughなどは要注意。当然、
Because (S+V), S+V
「(S+V)だから、S+Vだ」
になりますが、よくあるのは
「なぜなら(S+V)であり、S+Vだ」
のように、「なぜなら」で始めてしまう誤答がちらほらあります。
"Because..."で始まる文と、"It is because..."で始まる文は完全に別物です。よく区別して覚えましょう。
becauseやwhenなど有名な接続詞よりも、althoughのように高1くらいだとあまり見かけない単語の場合はより注意が必要で、
「だけれども」
で始めたら当然間違い。
Although (S+V), S+V
「(S+V)だけれどもS+Vだ」
となります。
こういう間違いが起こる理由は、中学時代に品詞にこだわった読み方をせず、because=なぜなら、のように固定的に意味を覚えてしまっているからです。becauseやalthough、whenというのは従属接続詞といって、主節にたいして従属するのですからあくまで脇役です。
私の授業では品詞の持つ役割や意味には相当こだわります。そこにこだわることで、英文構造を正しく読み取れるからです。逆に、こだわらないと精読というのは不可能です。