月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

高2から一発逆転より、高1の4月から受験勉強を積み上げてほしい

自分自身、大学受験が1年半の短期集中型だったので高2の途中からの入塾者にたいしても悲観的にならず接することができるのですが、高1の春からコツコツ積み上げている生徒をみると一発逆転よりも3年間積み上げで大学受験をして欲しいと感じます。

とくに暗記量の多い数学で顕著ですね。

高1から積み上げている生徒は、数学で苦手な分野が無いというムラの無い状態で勉強を進めることができます。新しい分野を学ぶとき、数学というのは特に数II、IIIになると数Iや数IIで曖昧な部分があるのと無いのでは授業で感じる難易度がずいぶんことなるはずです。

一方、高2から受験勉強を本格的にやろうとすると数学IAをしっかり復習しないといけないので、その時に学校で学ぶ範囲+自分で数IAの復習という勉強メニューになり、これはとてもハードです。しかも数学というのは初心者から中級者にレベルアップするまでに覚えるべき例題数がとても多いので、「だんだん数学が分かるようになってきた!」と楽しさを感じるまで少なくとも半年、場合によっては1年くらいかかってしまうケースもあります。その間「本当に数学が出来るようになるのだろうか」という不安と戦わなければいけないのは、本当に大変だと思います。

高2から始める場合のこのような不安はよく分かりますし、一方で高1の4月から数学を得意にしている生徒の強さを知っているので、今の中学3年生には高1の4月から「大学受験は3年間」と心に決めて勉強して欲しいです。

清須市の大学受験 相伝学舎
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