「俺って世界を変えたいとか、そういう野望が足りないよな〜」
と思うことがたまにあります。
他人は他人であって、他人を変えられることなど出来るはずがない、などと考えている人間が「世界を変える」などという野望を持てるはずもないのですが。
とはいえ塾をやる意味、かっこつけて言うとレゾンデートルがないわけでもありません。
一番は、無駄と非効率であふれかえっている公立高校生の勉強を合理的に修正してあげて、高校生の学業成績が向上していくことをサポートしたいという欲求です。自分が高校時代に塾で教わり始めて「この勉強法なら志望校いけるんじゃね?」と希望を膨らませたあのときの感動を、伝えていきたいという原体験があります。
もう一つは、自分のなかでひそかにテーマにかかげていることなんですが、精神的に独立した人間が卒業していく場をつくりたいということがあります。高校生にとって大学受験とは精神的に成長する良い機会です。しかしこの地域にはコッコウリツ真理教の信者があふれかえっていて高校生達もいつのまにか入信している状況で、精神的に独立していくどころか高校3年間かけて「コッコウリツ」という唯一神に完全に依存していく様子も結構あるようです。
大事なのはみんながコッコウリツを良いと言っているから自分も目指すのではなく、自分がどのような人生を歩みたくてそのためにどの大学に行きたいのかを自分で決めることです。
自分の人生を自分の責任で歩んでいく、というごく当たり前の観点を持って行動していって欲しいと思いますし、自分自身そのように生きていきたいと思っています。
4月4日 見頃です。