月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

不思議な営業計画

お客さんに直接訪問するハイタッチセールスのほか、チャネルセールスというものもあります。

チャネルとは販売経路のこと。

私たちは普通商品をメーカーから直接買わずに販売店、小売店から買いますよね。

たとえば車をトヨタ自動車から買うのではなく、トヨペットとか愛知トヨタなどの販売代理店から買います。

商品の流通経路は

 メーカー→販売店→エンドユーザー

このようになっています(実際にはもう少し複雑な経路が多いでしょう)。

そこで、メーカーの営業担当者はエンドユーザーに直接提案するのではなく、販売代理店の営業担当者に「うちの商品、売ってくれまへんか?」と営業しにいくわけです。

自動車でいえばメーカーの営業担当者は「今度、こういう新しい車が出ます」といって説明するのでしょうし、たとえば家電製品なら「よそのメーカーのよりうちの商品置いてくれまへんか」といって営業するのでしょう。

それで私も会社員時代の2/3はチャネルセールスを担当するわけですが、これがラクな仕事でした。

商品を売るのは私じゃなくて販売代理店の営業さんなので、自分が何もしなくても売上が立つわけです。

たとえば1年の売上目標が1億円だったとして、何もしなくても8000万円くらいは売れます。残り2000万円をどうやって頑張ろうかという話。

しかし不思議だったのが、年度初めに「私は○○をして目標達成します」みたいなプラン発表会が社内であるんですが、その数字の作り方が

「だいたい8000万円は勝手に売れるので、残り2000万円を施策A,B,Cで埋めます」

じゃなくて

「1億円のうち、3000万円は○○で売って、5000万円は××で売って・・・」

といって目標の全てをあたかも自分がつくるような計画をするんです。

これは謎でした。

そんな売れるわけないやん・・・常識的に考えて・・・。

でも営業の人って脳が筋肉みたいな人も多いので、みなさんそんな感じなんですよね。

アホすぎるなあと思って上司に「これアホすぎません?上司さんはアホなんですか?」みたいに理詰めで問い詰めたら半年後名古屋に左遷されました。

まあそれなりにまともな人が集まっている会社でしたが、それが伝統的に普通に行われているとみんな受け入れちゃうのか?私は当時独身だったから好き放題言っていましたが、今みたいに家族をもったらおとなしくなっちゃうのか?

あの謎の集団心理は今でもわかりませんが、でも昨今の状況ととっても似てますよね。

とりあえずマスクつけてればOKみたいにみんな思ってません?手段が目的になっているいい例です。

本当、人間って集団になるとアホになりますよね。みんなどうせ高校時代まじめに授業でも聞いてたんでしょう。

内職しないと自分で考えて判断しないアホになっちゃうんで(∵アホな教師の言うことを真に受けたら自分がアホになるのは自明。証明終了)高校生はいっぱい内職しましょう。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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