中学の数学と高校の数学が異なる以上に、高校の物理と大学の物理は異なります。
高校の物理といえば設問の状況を図示して、運動方程式や釣り合いの式を立てたあとは、適切な公式を用いて求められた物理量を解いておしまいで、入試でも難問になるとそこから定性的な考察が必要になってくるという印象があります。
一方で大学の物理はというと、運動方程式をたてたあとはひたすら積分したり、量子力学ではひたすら微分したりと、数学的な処理が大部分を占めます。基本的な四則以外を使うことがない高校物理とは別物です。数学的に処理したあと、導出された数式から自然現象を解釈するのも大学ならではのように思います。
私の先生なんかは「微積分を使わない高校物理はニュートンにたいする冒涜だ」とまでおっしゃっていて、講義を聴いているとそれも納得感がありw、確かに冒涜かもしれんと私も感じています。
私は大学で学んだことをなるべく塾の授業に反映していきたいと考えているんですが、この物理のギャップについては戸惑うところがあります。
私のノートを2ページだけチラ見せします。
単振動を解いているんですが、バネの図は一つもありません。
運動方程式たてるのも先生は図示しないでたてるんですよ。もはや国語の問題のようでもありますね。