月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

チャート5回とけ

まだ博物館の話は続きます。

今回、博物館への訪問は3回目でした。展示は充実しているもののスペースはそこまで広くないのでだいたい展示の内容は覚えてしまっており3度目にして目新しさは全くありませんでした。

でも1年前と今とでは地球や岩石についての自分の知識が格段にあがっていたので、展示をみて得られる感想は全く違うものでした。

たとえばこのストロマトライトの化石についてみなさんどう感じますか?

私はこの化石のしわに目がいきます。ミルフィーユ状に細かいしわがたくさん出来ていますが、これは一枚一枚がシアノバクテリアの1日の活動の痕跡です。シアノバクテリアの死骸が一日ごとに重なっていくことを知っていると、それを知らなかったときよりも見たときの感想が異なります。

普段、「チャートを5回とけ」などとblogに書くことがありますが問題を解く回数が重なると解法全体の意味が徐々に頭に入ってくるので、同じ問題を解いていても「こういう意味だったのか」と新しい発見があります。

だから、1度目に解けた問題も2度目、3度目と解きなおすことに意味があります。

中学時代みたいに「間違えた問題だけくり返す」というのは高校時代になるとあまり学力向上に寄与しなくなります。

急がば回れで、同じ問題を何度でも解きなおしてほしいです。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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