月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

野良犬と飼い犬

中高生のなかには

「親が勉強しろってうるせえなあ」

と思っている人もいると思います。

実際に保護者のかたが過保護でうるさいケースもあると思いますが、逆に皆さんが世間知らずだというのもそのギャップの原因です。その証拠に、多くの高校生は

 

うちの高校では補習は全員参加するものです

 

と言われて「はあそんなもんかあ」と受け入れます。

「生徒の時間の使い方を学校が強制できるわけないだろ」と考えて教員に文句を言う人はほとんどいません。

大人がなぜ勉強しろとうるさいのか、うるさく感じるのか。

それは、野良犬と飼い犬の違いくらい住んでる世界が違うからです。

大人になると自分で働いて稼いで自分で生活しなければいけません。仕事を得ること、得た仕事を毎日、毎週、毎月継続すること、めんどくさい人間関係のなかで立場を確保し続けること、そしてありえない税金が引かれた給料を受け取ること。学生には想像できない世界に住んでいます。

それに比べて学生なんて動物園のなかで家賃を気にすることもなく、毎日飼育員さんが持ってきてくれるご飯を食べてのんきに暮らしているようなものです。

それが家で過ごすということなので、中高生諸君はその幸せのなか生きて行けばよいと思います。

しかしその楽園はいつまでも続きません。やがて家を出て今度は自分がその楽園を作る側になります。

もちろん動物園のなかから外の世界を知ることはできません。でもたまに飼育員さんが「外の世界では自分でご飯をとらなきゃいけないんだよ」と教えてくれます。

その忠告を聞いて「飼育員はいちいちうるせえなあ」と感じる人が多いのですがなかには「その話がマジだったら今のうちに自己鍛錬しておかないと」と考える人もいます。

塾生のみなさんには後者の立場をとっていただきたいです。

では明日から使えるtips

 

毎日チャートを解け

各分野5回解いて意味を理解しろ

 

以上

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