月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

石川県の地震と清須市 1

昨日は石川県で大きな地震があり、合宿中の清須市も震度4だったらしくだいぶ揺れました。塾のビルは古そうな外観ですが新耐震基準ですので、揺れがおさまるまで下手に動かずじっと待つことになります。ただ最近何カ所かある扉の立て付けが悪いんで、今度から出口の確保だけはしておきます。

一方揺れには耐えられたとしても、液状化で建物が傾くことはあるかもしれません。

清須市の周辺は1万年前は海でした。

「日曜の地学24 東海の自然をたずねて」より

縄文海進といって気温が暖かかった当時の海水準は今より高かったようです。実際、塾の近くに朝日遺跡というものがあり貝塚があったとされています。海の近くで人々が営んでいた証拠です。(ちなみに私は清須市はレプリカ清洲城なんかより朝日遺跡をもっとおしたほうが良いと思っている。最近新築の博物館に建て替えたがいつみても駐車場はスカスカ。私が市長になったら朝日遺跡に公園要素を追加して清須市内外から親子が遊びに来れるようにして、ついでに朝日遺跡の文化的価値を伝えたい。朝日遺跡から清洲城まで歩道を黄色く塗った意味あったか?)。

朝日遺跡ミュージアム(https://aichi-asahi.jp/facility/

 

そこから海岸線が後退していき今の土地になっているのですが、ということは今の土地の上に堆積物がなく、言い換えると堆積による圧密が進んでいません(沖積層,ちゅうせきそう,という)。地面は柔らかく隙間が多いので、地震で揺れやすく、水が移動して液状化になりやすいです。

(気象庁HPより1/1 16:10の地震の震度分布)

昨日の地震の震度分布を見ると、沖積層の部分の揺れが大きいです。

 

 

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