月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

石川県にいった感想1

昨日、石川県に行ってきました。

積み込んだ物資は幼児用品です。

私は自分より若い人のために働きたいと常々思っています。

家に色々あって使い道に迷っていた浮いた金があったのでそれを使ってかなり買い込みました。

計画通りのルートで七尾市方面に向かいました。

どこに行くかは未定で、妻と私でいろんなSNSを使って行き先を探しました。

最後は現地の人に聞き込みして、行き先を決めました。

 

田鶴浜コミュニティセンターという避難所に物資を引き受けてもらいました。

色々勉強になったことがあります。

まず一番言いたいのは、

 

こういう「車での移動はやめてくれ」メッセージに便乗して、

こういうイチャモンをつけている人がいますが、私みたいな自己中心的ボランティア人間が現地の渋滞を作ることなどまずありえません。

現地には「ここが本当に被災地か?」というくらい多くの車が往来していますが、99%は「石川」「金沢」ナンバーです。

渋滞の原因を作っているのは(渋滞があるとしたら)99%を構成している地元ナンバーの車です。自己中心的ボランティア人間が10倍に増えたとしても渋滞の原因にはなりません。100倍になったらなるかも。

岸田首相に現地からどういう情報が上がっているかわかりませんが、この発言に意図があるとしたら、私みたいな外から来た人間ではなく、県内にいる人に向けての発言のはず。でも金沢駅からちょっと離れたら(いや離れなくても)即田舎の石川県において、車を控えろというのは無理があるように思います。

私より先に有名人が物資を届けていて、みなさん「渋滞になるから来るな」と言われてますが、ちょっと気に障ったからといってそんな心ない発言をするのはあんまりです。

塩分濃度が高くなるから海に塩をまくな、といっているようなもんです。

だいたい、私みたいな自称ボランティアが物資を県外から運ぶのと、地元の人が生活のために車移動することの中間に、被災した友人や家族のために被災地の外から車で物資を運ぶことがあります。

この三者の意義に明確な違いはあるでしょうか?どの行為も、誰かのQOLを上げるという点では同じです。

そんなことも考えずに条件反射で自称ボランティアの人たちを批判する人は脳みそが働いていないアホと言わざるを得ません。

 

有名な人だとyoutuberのへずまりゅうという人が1月3日の午前には輪島に到着してます。これ賛否あるみたいですが私は完全に賛成派。

どうやら名古屋から向かったらしいんですが、名古屋〜富山で休憩いれて4時間程度、そこから能登半島の真ん中くらいまでで2時間、私はその先がわからないんですがさらに3時間くらいかかってもおかしくなさそうです。

しかもその3時間は、道路にヒビあり段差ありでの超悪路で、運転をちょっと間違えたらパンクして立ち往生しかねません。そもそもどのルートが通行可能かは道を進んでみないとわからない。

おそらく1月2日に夜通し走って、3日の午前に到着したのだと思います。

1月3日の午前時点では現地では水の備蓄がなくて相当困っていたはずなので、かなり歓迎されたのでは?この時点ではどの行政も物資を運べていませんでした。

というか普通に想像してください。

自分が家を失って避難所にいて、朝晩寒いし、プライバシーはないし、トイレはないし、食べ物もない。余震が来るたびに怖い思いをする。

そんなか他県から見返りを求めることなく突然物資を運んでくれる人が現れたとしたら。「ありがとう」以外に言葉でないと思いますよ。

 

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