娘が幼稚園で帰り際男子坊主たちに「鬼ごっこしようよ」と誘われて、私の見てる前で誰が鬼をするのか「だ・れ・に・し・よ・う・か・な」形式で決めていました。鬼決めはジャンケンじゃないと納得感がないのでは?と思ってみていると、一度目の決定で指名された男子が
「鬼いやだ〜!」
と言い出して、もう一度やりなおし。
4人いるから全ての文字数を4で割った余りの場所にいる子が鬼ってことか・・・数学の問題になりそうだ・・・
と考えながら観察していると、二度目の決定で指名された別の男子が
「鬼いやだ〜!」
と言い出しました。そりゃそうだ。
するとうちの娘が
「じゃあ私がオニやるよ」
と言い出して、鬼ごっこがようやくスタート。
娘が男子をおいかけるんですが、おいついたと思ったら男子はなぞの「バリヤー」を発動してつかまりません。なんじゃそら。
結局最後までつかまらず終わって娘は不満そうでしたが、私にとって娘の成長を感じるワンシーンでした。
みんながオニをやりたくないなか、自分がオニをやると挙手できるなんて立派じゃないですか?行動力がある、おおげさにいえば一歩踏み出す勇気があるということじゃないですか。人生で大切なのって、この一歩踏み出す勇気だと思うんですよね。
でもこういう成長って親からすると嬉しく感じる一方、徐々に自分のもとから巣立っていくための階段を上っていることなのだと思うと、寂しくもあります。