月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

必死に考えた

事故後に病院に搬送されて一通り検査してもらったのですがその中にレントゲンとCT検査がありました。

ちょうど先週入塾の面談で放射線学科志望という高校生がいて

「ああ、あの生徒が希望しているのはこの仕事かあ」

などと思いながらドーナツ型の機器に頭から突入していきました。

あのときは必死に考え事をしていました。

というのもひたすら尿意を催しておりました。

裸足にスニーカーという状態で高速道路を運転しており、口の中をときどきリフレッシュするために冷たいお茶をのみ、運転から1時間経過したので10分後のSAで休憩しようという時に事故に遭いました。

救急車はまあまあ冷房が効いており、救急車内のベッドで冷たい空気が足をガンガン冷やします。この時点で尿意2/10程度でした。高速道路上から病院まで数十分かかるだろうという見込みからカバンから靴下を出して身につけたものの、いったん秒読み開始されると我慢できて30分程度でしょう。

病院に到着するやいなや(すでに尿意6/10)トイレを希望申し上げましたが、救急の医師達を見ると

「このボケ何を言ってるんだ?お前は救急搬送されてるんだ。これからすぐに検査だよ」

という声がおでこに書いてありました。

塾に置き換えて想像してみると、

「平方完成のやり方わかりませんが名大工学部志望です」

という生徒が

「学校のテスト勉強したいんですがいいですか?」

と聞いてくるときに、ひょっとしたら私も

「寝ぼけてないで受験勉強に切り替えろよ、自分でテスト勉強してきて駄目だから今の自分があるんだろう?」

という声がおでこに浮かんじゃってるかもしれないな、と思いました。

空調の効いた病院内でCT検査とレントゲン検査をしてもらって、途中何度か足にかけてもらったタオルがずれるたびに

「すみません、タオルケットをつま先までかけてもらっていいですか」

とお願いして小一時間をしのぎました。

やがて尿意が8/10あたりでそろそろバースト寸前と思ったあと、なんと7/10程度に落ち着いていきました。

「上に凸の放物線みたいだなあ」

などと考え事をしているうちに、検査が終わりました。

f:id:sodeng:20230921221938j:image

相伝学舎 清須 http://www.sodeng.jp
reasn いりなか・八事 http://www.reasn.jp