公立高校は自称進学校レベルのところでも理系クラスの数学の進度がかなり速いことが一般的です。
高2の夏休み前後くらいで数IIIに取りかかるところが多いです。文系数学の範囲を1年4ヶ月くらいで終えるということになります。
一方、私立一貫校は高校数学に突入するのが中3の4月頃で公立の生徒よりも1年早いです。では私立一貫校は数IIIに突入するのが1年4ヶ月後の高1の夏休み頃かというとそんなことはなくて、早くても高2です。
私立一貫校のほうが高校数学の進度はゆっくりです。
で、表題の向陽高校。この高校は公立高校のなかでもトップレベルのところなので、数学の進度は速そうに思われます。が、10月の時点で高校2年生はまだ文系数学の範囲を終えていません。
高校のレベルの割にゆっくりだな〜と常々思っていたんですが、やっと気づきました。
向陽高校は文系クラス・理系クラスに分かれるのが高3からなんですね。ほとんどの高校は高2で文理が分かれるので珍しいです。
高2の時点で文系志望と理系志望がわかれていないとなると、高2の10月時点で数IIIにとりかかっていないのも納得がいきます。
正直、向陽高校くらいの数学の進度が高校生にはちょうど良いと思います。他の進学校はちょっと早すぎてよほど数学が得意な人じゃないとついていけてません。
ほとんどの人が全然数学を理解してないのに、範囲が終わったあとにいきなり入試レベルの問題集をやらされて、意味が分かりません。