若い人のなかには配属に不満をもって退職する人もいるのだとか。懐かしい言葉です。私も新入社員研修のあと配属希望を2〜3個だしてたしか第二希望でかいた東日本公共営業課という課に配属されました。当時ホリゴメさんという上司がいてその人に憧れて希望した課でした。サーファーで年中真っ黒に日焼けしていて、パリッとしたスーツに髪の毛もジェルで固められていて戦闘民族の香りがする人でした。笑ったときの目尻のシワがイケメンでした。
無事、超スパルタなOJTが始まり22歳の私は毎晩終電で帰宅し、自宅のある小田急線経堂駅を降りてひと気のない細い道に入ったところで、悔しさでしくしく泣く毎日。帰宅後適当に自炊したあと、あまり深く寝ないようにとベッドは入らず上半身だけベッドにもたれかかるようにして寝ていました。
日曜の夜は毎週憂鬱でした。
でも、その環境が良いにせよ悪いにせよ逃げ出さずにやり切るしかなくないですか?毎晩「褒められて育ちたい」と思ってましたけど、まずはこの配牌で東場の一局の真剣勝負に挑むんですよ。
なんでもかんでも「自分に合った」を求めるのは考え方が甘いです。
中高生の塾選びもみなさん「自分に合った」を求めます。それ自体は結構なんですが、100点満点で70点くらいの塾と出会えたらあとは本人の猛勉強でその次の1000点満点が決まります。ちょっと勉強して結果がでないからといって、85点の塾を探すというのは受験が自分の問題だという本質的なところを分かってません。たとえ90点の塾と出会えても、自分が本気だしてやらなかったら70点の塾にいくのとたいして結果は変わらないでしょう。これと同じように自称進の教える勉強は基本クソではありますが、自分が一生懸命やればよほど落ちこぼれることはありません。この点で「塾にいかず学校のことをやれ」という身の程知らずのクソ教員の言い分は、多少なりとも正しいです。