月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

学校種別 指導の難しさ

昨日まで高校受験トップ校と中学受験トップ校の人物比較をしました。では塾的にはどちらがwelcomeなのかというと、もちろんどちらもwelcomeです。相伝学舎もreasnも授業料の設定は一緒です。お金さえ払ってもらえれば、学力の高い人も低い人も、公立の生徒も私立の生徒も、つつしんで勉強の手伝いをします。

学力を伸ばす点では、公立or私立、学力高いor低いによって難しさの種類が異なります。

私立トップ校はつぼさえ抑えてしまえば一番教えるのが楽です。もともと自習する習慣があるし日本語の読解力も長けているので、私の教えるやり方がハマりやすいというのもあります。正直、私(うちの塾)がどの程度寄与しているのか分からなくなることもあります。ただ、つぼを抑えるのにとても苦労します。この点はまた後日まとめようと思います。

公立トップ校は良くも悪くも学生生活が刹那的になりがちです。学校のテストに追われて、部活に精を出すことに忙しくなると、あこがれの高校生活を楽しく感じてしまって受験勉強が後回しになります。受験勉強を最優先にするのではなく、ある程度持ち前の頭の良さを活かして少ない時間で勉強を進めます。うちの塾みたいに受験を最優先で頑張ろう、という塾じゃなくて、「学校生活もテストも頑張りましょう」みたいに高校生活を支援してくれる塾のほうが相性が良いんでしょう。

公立の非トップ校、いわゆる自称進学校あたりはそもそも勉強量が少なすぎるので勉強量を確保してあげることが最初の課題です。その後は学校の補習と宿題につぶされないよう入れ知恵してあげないといけないんですが、同級生と違う行動をする選択はなかなか取れない人が多いです。それに加えて、自習をさせたとしてどれだけ参考書から知識を吸収しているか怪しいところがあります。勉強のやり方を教えても、ただ表面的にノートに写して終わりになっていないかケアしてあげないといけません。

難しさもありますがたまに、受験を最優先に頑張ります!という熱い塾生が出現します。もとのレベルが低いので、ビリギャル的な追い抜きを間近で見ることができて、塾講師冥利に尽きます。

もちろん↑はおおざっぱに分類した場合の傾向であって、新しく入塾した生徒もおそらくこのような傾向を持っているだろうという予想をもって指導開始しますが、一度開始したらその後は予想よりも実際の性格や勉強の進め方をみて接していくことにしています。

相伝学舎 清須 http://www.sodeng.jp
reasn いりなか・八事 http://www.reasn.jp
短期集中 英語教室 TSE http://www.tsem.jp