高3の生徒を見ていると、1年前からずっと変わらない志望校を貫いている生徒もいれば、ちょくちょく変わる生徒もいて、色々です。私は基本的には、志望校は最後まで変えずに突っ走ったほうが合格に近づけると考えているので、生徒にもそう話しています。
最近志望校を変更したい、もしくは変えましたという生徒がいまして、この時期の志望校変更について考えたわけです。
国立大学を志望する場合、微調整するなら今の時期が最後でしょう。私立と違って、国立は多くて2校しか受けられないし、2校といっても実質的には前期で受験する本命1校だけ、みたいなところがあるので、一発勝負の前期日程でどこを受験するのかは大事な話です。
よくある話が、センター試験の出来によってよければA大学、悪ければB大学というものですが、「良い」という基準を明確にしておかないと自己採点後に悩み、貴重な1月の時間を消費してしまいます。
私立中心に志望校を考えている場合は、第一志望のレベルを上げることはあっても下げることは無しです。最後まで強気にメンタルを保って、直前の1日まで学力を最高に伸ばし続けるという意気込みが必要だと考えます。
よって、私立志望の生徒の(弱気なほうの)志望校変更には「ふんばれ」というアドバイスになるし、国立志望の生徒の志望校変更は「それで頑張ろう」というスタンスでいます。