直前対策として実施しているのが第一志望校の入試演習です。
大学によって、問題の難易度、数、時間、問題冊子の様式、解答用紙の様式などが異なるので、それに合わせた対策を行います。
普段の数学演習の授業は、数学の実力をつける授業なのにたいして、今回の演習は入試の形式に特化していく授業です。勉強という意味では表面的なものですが、合格最低点を上回るため、という基準に関していえば実質的です。
とくに大事なのが時間配分で、たとえば名大の理系数学は4問で2時間半ありますから、どう時間配分して得点していくのかあらかじめ精度の高い作戦を立てておくべきです。
さらに今回は様式になれるために、各大学の問題冊子と解答冊子をなるべく再現してみました。
大学によって、問題冊子の大きさは異なり問題のレイアウトも違います。
当然、解答用紙もB4タテ表のみ、B4ヨコ2ページ、B4タテ両面など様々です。
完全に再現できるものは再現して、情報が分からない箇所は推測しているものもあります(受験番号の位置とか)。使ってみると分かりますが、B4といっても答案スペースはA4くらいしかないものもあります。
全部パワポでやってます。一部解答欄はエクセルで作って挿入しています。化学の解答欄作成は4ページで1時間かかりました。化学受講する生徒一人しかいないんですが・・・。
こういう完コピ系の地味な作業は好きでのめりこんでしまいます。フォントサイズは10ptか8ptか、明朝体でもMS明朝なのかHGS明朝なのか、両面印刷は長辺閉じか短辺閉じか・・・。こんなことやってたら時間なくなりますね。忙しいフリしていたサラリーマン時代を思い出します。
紙もいつものコピー用紙でなくて、入試問題で使われる上質紙と呼ばれるものを入手しました。1枚あたり単価がコピー用紙の3倍するのでプリントアウトするのに緊張します。
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