昨日は寒くて雪まで降りましたね。
雪が降ると、「どうやって雪ってできるのだろう?」と疑問に思いますよね。
それを説明しましょう。
上空ほど空気は冷えるので、
雲の上のほう・・・氷の粒
雲の下のほう・・・水滴
があり、雲の真ん中らへんではこれら共存しています。
氷と水滴では、水滴のほうが蒸発しやすい性質を持っています(飽和水蒸気量が高い)。
すると共存している場所では、水滴が蒸発していくのですが、その時に蒸発した水分が氷の周りにくっついて氷は成長します。
それが続くとやがて氷は重くなり落ちてしまいます。
それが雪になり、落ちている途中で溶けてしまえば雨になります。
蒸発した水分が氷におんぶしてもらっているようなイメージですね。
冬場の雨や雪はこれでいいとして、夏場はどうでしょうか?
夏場に上空の気温が0℃を下回っていることが考えにくいですよね。
実は、夏場の雨は違う仕組みで発生しています。
夏場は雲のなかで水滴より小さい雲粒(だいたい雨粒の1/100)がたくさん動き回っています。
そのなかでぶつかると大きいものが小さいものを取り込んで、だんだんと雲粒が大きくなっていきます。
それが成長するとやがて雨になるそうです。