名古屋大学の1年生はどこの学部でも専門的な勉強ができるわけではなく、語学など一般教養の科目で一週間が埋め尽くされます。
気持ち的に足踏みさせられるのですが、理学部では「地球惑星科学の最前線」(通称:最前線)という授業が1コマだけあって、地惑科の先生がたが毎週交代で色々な分野の最新の研究を教えてくださいます。
それが1年の春学期にあって、私は毎週月曜の1限を楽しみにしていました。
その中で、堆積岩に含まれるジルコンという鉱物に注目することで、1000kmもの横ずれ断層の地殻変動を推測できるというものがあり、興味深く聞いておりました。
その後、論文でこの話を読みたいと思って色々検索したんですが、全く同じ内容のものは見つからず・・・。
データや資料はかなり充実していたので、探せば論文なんてすぐに見つかると思っていたのですが。
月日がたち、3年次にちょうどその先生の授業を受ける機会があり、探したけれど論文が見つからなかったと質問してみたところ
「あれ、まだ論文にしてないの。現在、鋭意執筆中です」
なんと、ほんとに最前線でした。
