数学での計算ミスに悩む人は、かなり長期にわたって悩みがちです。
計算過程を工夫すると多少は改善することがありますが、基本的にはゆっくり丁寧に計算をすすめるくらいしか解決策はなく一朝一夕でどうにかなるものではありません。
数字が汚くても計算ミスの少ない人もいますが、基本的には数字は綺麗なほうが良いです。
先日の授業中での塾生の計算例を紹介します。
数字はかなり綺麗で、一文字を書くのもゆっくりです。
したがって一問を解くのもゆっくりなはずなんですが、授業中に解ける問題数は平均的塾生より明らかに多いです。「ゆっくり丁寧に」の良い例です。
こちらは3年前の卒業生の答案です。この生徒は文字は崩れることなく一文字一文字がはっきりと見やすく、しかも書くのが速かったです。
「ゆっくり」と「丁寧」のどちらが計算の精度向上に寄与するかといえば、「丁寧」ということになるでしょう。
しかし2つめの紹介例のように、「速く丁寧に」書ける人はなかなかいません。まずは「ゆっくり丁寧に」を目指しましょう。