月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

手に入らない経験、手に入る経験

今日も保護者のかたと話題になりましたが、勉強を頑張って順位を上げることに面白みと感じるとか、順位が低いことに危機感を感じないものなのか?という、私たち親世代がもつわりと普通な感覚、これは今の中高生の世代ではそろそろ絶滅しそうな感覚です。

良くも悪くも、中高生には枯渇感がありません。

昭和・平成と違って、最近はなんでも手に入りやすいです。

うちの子も昆虫に興味があって、昆虫好きなら誰でも通るヘラクレスオオカブトなどを欲しがることもありますが、私が買い与えようと思ったら楽天で成虫だろうが幼虫だろうがすぐに手に入ります。

これが30年前だったら?

スマホもなければそもそもインターネットがないので、ヘラクレスオオカブトなんて図鑑の中の遠い異国の昆虫です。

子供は、欲しくても手に入らないという経験を何度もすることになります。

欲しいものは向こうからやってこないと学ぶので、欲しいものがあればこちらから動かないといけないと理解します。

1000万円の値札がついたものを買うのに、1000万円を自分で用意しないと手に入らないと分かってない人が少なくないです。スーパーにならんでいる1000円のにぎり寿司セットなら閉店間際に500円くらいになることもありますが、大学合格は割引にならないですからね。

でもある意味、枯渇感がないというのは欲望が満たされた幸せな状態なのかもしれません。

自分はそれを幸せとは思わないので、子供にはそう簡単にものを買ってあげまいと思ってはいますが、昆虫採集しに奄美大島に旅行にいってしまうのは与えすぎなのか・・・

我が家の場合、答え合わせは6年後くらいです。

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