月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

たまたま話の流れで・・・

今日は入塾の面談のときに珍しく、中学時代に勉強する意義みたいなことを1分ほど語りました。普段誰かに直接こういうことを話すことはないんですが、たまたま話の流れで・・・。

10年後も楽しく生きるために、いま勉強しておくといいんじゃない?

みたいな話でした。子どもというのは「今」しか考えません。うちの娘は小1になったので「来月もマンガを買うためにお金を貯める」みたいな未来のことを考えるようになりましたが、さすがに年少の息子は未来のために何かするということはありません。

中学生になると2週間後のテストのために勉強するようになるし、高校生になると2年後の入試のために頑張れるようになります。

私はというと職業柄あんまり5年後、10年後のことは見通せませんが、1〜2年後くらいのことは常に考えながら働いています。

勉強のことになるとお子さんに失敗させたくないという保護者のかたが多いですが、先回りして勉強「させる」くらいなら、先回りせず本人も勉強せず受験に失敗するほうが長い目で見たらむしろ人生の勉強になると思います。なので、今日みたいに直接本人の目の前で語るというのも教育的に良いのかどうか。

たまに保護者のかたから「先生からも激励してあげてください」とお願いされることがあります。商売でやってますので頭の片隅にいれておいてそういうチャンスを待つことは待ちますが、自分の子どもが高校生になったらもう何も言わないでしょう。

お前の人生だから自分で気づいて頑張れ!

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