月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

またまた本当のことを言ってしまった

昨日は読者の役に立つ情報をとか言っておきながら、持論をぶちまけただけで何の参考にもなっていないじゃないかという批判が空から聞こえてきました。実際、何の参考にもならない情報かもしれませんが、あれはあれで人によっては役にたつと思うんですよ。どういう人かといったら、「なんか周りのママ友(?)をみているとやたら国公立大学にいれたいとか厳しい高校にいかせたいとか言っている人が多いけど、それっておかしくね?」と不安に思っている人です。大丈夫です、多数派の頭がおかしいというのは世の常ですから。多数派は多数派であることに安心して、自分では何にも考えてないから多数派なんです。

今日は小学生以下の子供がいる保護者むけに書きたいと思っていたのですがそのまえにまだ中高生の保護者むけに。

中高生相手には、中期的にみると「信じて待つ」というのが一番だと思います。生徒と会話していて「最近数学どう?」という話をふると「確率があんまりわからなくて・・・」という返事をもらうことが多いんです。確率がわからんという生徒が多いです。まあ分野はなんでもいいんですけど、「そうかじゃああれやってこれやってなんなら補習してあげようか」というのが、多数派の頭がおかしい人たちにとって望ましい返事かもしれませんし、私も教えたくなる気持ちはゼロではありません。しかし、どんなに教えたくても「そうか、頑張れ」で終わらないといけないし、アドバイスするにしても相談されてからじゃないと。

私が一から十まで丁寧に教えたら理解度100、完璧になるかもしれません。でも実際には手取り足取りの100よりも、自力で得た80のほうに価値を感じますね。理解度100じゃないと合格できないとか、ないですからね。それだとほとんどの生徒は不合格になってしまいます。案外80くらいでもなんとかなるんです。

「短期的に見て大学に合格してくれさえすれば良いザマス」と思っている人、大学受験を何もわかっていません。偏差値40くらいのヘボクソ大学に偏差値30くらいのアホ学生をぶちこむみたいな話であれば、それでなんとかなるかもしれません。しかし、ある程度難しい大学を目指すにあたっては、他人に背中をごり押しされるんじゃなくて、自分で前のめりになってやらないと、ダメなんです。

塾で教わったことは全てやって、それでもまだ学力が足りない気がして、もっと英単語を覚えるにはどうしたらいいか、数学の解答に書いてあることの意味はどういうことなんだろうか、自分で研究する力が絶対に必要です。

その集大成が志望校の過去問対策です。自分で赤本を読んで、問題を解いて、自分の学力と合格最低点までの距離を見極めて、対策を考える。このサイクルを自分でやってもらわないと合格しません。

宿題と補習を与えて与えて与えまくる人って、合格した経験が無いんじゃね?と私は疑っていますよ。もしくは、生徒の合格実績を自分の指導の実績と勘違いしている?まあそんなところでしょう。 

げっ今日も持論ぶちまけて終わってしまった。アチャー。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp