最近、高1では二次関数を取り組んでいる生徒が多くて、面白いほど答案のかけない問題がいくつかあります。今回の記事は、同業の方は「あるあるある!」と思わずうなずいてしまう記事になってると思います。
まずは青チャート数I 例題84の最大最小の文章題。
よくある答案はこちら。
何がおかしいのかまったく分からない人もいると思います。
「新しい文字をおいたら説明をする」というのと「新しい文字の動く範囲を求める」というのが足りてません。xとは何で、それはどういう範囲を動くのか断りましょう。
あとこの答案だと聞かれている答えにまったく答えてません。「どのように折り曲げたらいいか?」という質問にたいして「x=3で最大9」というのは、「学校までどうやっていきますか?」「カレーライスにはらっきょうを入れるのが好きです」くらいぶっ飛んでます。
丁寧に答えをつくるとこんな感じです。
最近、中学生をまた見るようになって中学校の教科書を改めてよむと、高校生たちに読ませたくなる部分が結構多いです。たとえば↑の問題の解き方などは、中1の教科書にしっかり説明されています。清洲中1年の数学の教科書(啓林館 未来へひろがる数学)より。
高1や高2で入塾したばかりの生徒は本当に数学の答案が書けません。中学のときにそういうトレーニングをまったく受けてないんです。あ、あと高校に入ってからもですね。
そこで朝塾では「恥ずかしくない大人へ」じゃなかった、これは中村進学会のスローガンでした。当塾では「恥ずかしくない答案へ」をスローガンにしてませんが、中学生のうちから数学の答案とは何か教えようと色々手を打ってます。
こちらは先週の清洲中1年の朝塾プリント。学校で習いたての、1次方程式の利用の演習です。「まず例題の解答をそのまま写しながら解け!」とプリント中で伝えておきます。
その後の例題では、「日本語の説明をそえろ!」と書きました。
参加中の生徒はナイス答案でした。
これで恥ずかしくない高校生になれそうです。
清洲東小学校、清洲中学校のかた
朝6時半からの自習生活どうですか?毎日充実しますよ。