月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

英文解釈とは何か

英語の読解力、すなわち英文をそのまま文字通り理解できる能力というのは高校1年生時点でかなりバラツキがあります。 それこそセンスといっても良さそうなものです(実際にはセンスではなく前置詞の理解とこだわりというのが私の考えです)。

読解力とは例えば、

「知多半島の最南端にある豊浜漁港は、魚が多いうえ足場が整備されているので、釣り初心者にとって最適である」・・・A

という文が与えられたときに、

・知多半島の最南端に豊浜漁港がある。

・豊浜漁港は足場が魚が多く足場が整備されている。

・それゆえ釣り初心者にとって釣りをしやすい場である。

ということが文字通り読めることです。日本語で書いているのでAという一つの文を読み間違える人はほとんどいませんが、これが英語で書かれたら文字通り読める人が極端に減ります。

たとえば↓のセンテンスは単語こそ中学レベルのものしかありませんがその辺を歩いている高校3年生に「ちょっとこれ訳せる?」と出題してみたら20人中19人はすっとんきょうな訳をすることでしょう。

In the 21st century it is our job to get this point across to people, to show them that they can use what music has taught them to help themselves to live their lives. 

というか訳せたら努力賞で、単語の足し算をせずに最後まで文法を意識しながら訳せる人が1/3くらいでしょう。

 

このような構造が複雑なセンテンスを正しく読めるようにするための訓練が、英文解釈と言われるものです。

このセンテンスを読むのに必要な文法の知識はざっくりと

・前置詞の働き

・仮主語it

・to不定詞の名詞用法、副詞用法

・関係代名詞what

・接続詞that

・helpの語法

・再帰代名詞

であり、これらの知識を用いてセンテンスの主語と動詞がどれで、各単語はどのような修飾関係にあるのかを読み解いて、最終的な意味を一意的に定めていきます。

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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