この仕事をやってると中学生から高校生まで様々な学力の生徒と出会います。中学生でもその辺の高校生よりよっぽど出来るし勉強量も多いという生徒もいれば、逆に全然できないし勉強もたいしてしない高校生もいます。思考量も全然違います。
そういう素質というかそうなる土壌というのは小学生までに完成しているんだとは思いますが、中高の6年で学力の格差はほぼ固まってそれを可視化するものが大学受験の結果です。
そりゃ企業も学歴フィルターで採用しぼります。学歴は学力だけでなく精神的にどの程度成熟しているかも表します。
社会にでるタイミングでその格差と直面する人が多いですが、それまでに気づきづらいというのは怖いところです。社会にでてから競争が始まるのではなく、社会にでるまでにすでに半分くらいの競争が終わっているのです。今まで日本の経済はそれなりに成長していたのでアホでもなんとかなった時代ですが、これから人口減少して経済が縮小していくなかで考えて判断する習慣がないと食べていけなくなると思います。