教える側としては悲しいかな「今週も全然やってないな、そろそろヤバいな」という生徒をなんとかしてあげたいと思ってしまうんですよね。
もちろん今の私はそう思うだけで見守るしかしないと決めていますが、これは勉強を教えるという立場を経験した人なら誰でも共感できる歯がゆさではないかと思います。
でも歯がゆいのは何としても無視して、塾の仕組みを改善していくことを考えるようにしています。
もともと私は「大学受験でなんとか人生を変えたい」くらいに思っている人の手伝いをしたいと思って塾をやっているわけで、そういう生徒は普通に毎週ガチで勉強してくるわけですから、そういう生徒が学力を最大限伸ばせる仕組を作っていきたい。
その結果、2019年4月から塾の指導形態を集団指導から個別指導に変えたわけです。
高校生のモチベーションを高・中・底の3段階に分けるとしたら、高・中の生徒にとっては指導形態の変更がプラスになっている手応えがあります。
今までだったら、「高2の途中から入塾で数学を一からやり直す」といった場合、青チャートの使い方を教えたあとは二次関数と三角比を取りあえず自習でマスターしてね、その後はおまかせ、とお伝えするだけしかできませんでしたが、今は途中入塾の生徒でも数Iから丁寧にface to faceで教えていけます。
逆に「青チャくらい自分で進めていける」という生徒にはそれなりに難しい問題で授業を組むこともできます。
やる気があって毎週ガンガンやってくる生徒がさらに居心地よくなっていればOKです。それが当塾の存在意義だと思います。