月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

徳を積む

英語教室参加中の公立中の3年生に学校のテストの内容を聞いたら

「教科書のコラムとか先生の授業中のちょっとした解説から出題される」

と言っていました。聞いてみると英語そのものには関係ない(が英語の教科書の内容には関係がある)もので、もちろん英語力を測ることはできません。なかなか珍しいパターンだと思います。

英語のテストとしては不適切だと思いますし何の目的があるのか分かりませんが、でもよく考えてみたらそもそもその他の問題だって英語力を測れているかといえば微妙です。「どうせテストなんて曖昧さが残るんだから不適切な出題してもいいっしょ」という主張なのかもしれません。

大学入試はざっくりした範囲だけ決められて、理解せず暗記だけした人には得点しにくい問題が共通テストでも二次試験でも出題されており、かなり学力の測定には適した出題になっていると思います。

でもだからといって、最低点を上回る学力があれば必ず合格するとも限らないし、当落線上の微妙なところにいても受かることだってあります。

過去の卒業生を思い返してみても順当に合格した人、十分受かる可能性があったのにダメだった人、受かるか微妙だったけどなんとか受かった人、色々です。

結局、当日出題される問題との相性、すなわち運要素もそれなりに大きいです。もちろん最後に運をつかむためには学力だけで合格できるよう入試当日まで一生懸命やらなければならないのですが、入試当日を迎えたらあとは運が良ければ受かるしダメなら受からないと考えるくらいがちょうど良いのだと思います。

運をつかむためには、普段から道ばたに落ちているゴミを拾うとか困っている人をみかけたら声を掛けるとか、お墓参りして先祖に感謝するなど徳を積むと良いかもしれません。私はそうやって徳を積もうとしていますが、運が欲しくて行動するという煩悩まみれ状態なのでダメかも。

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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