月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

本文に書いてない

国立の二次試験にむけて現代文・小論文の記述答案添削をしています。

「〜とはどういうことか」「〜はなぜか」

といった問いは、解答の根拠を与えられた本文に見つけて答案にまとめるのが鉄則です。本文に書かれていないことは答えになりません。

現代文ができないのは、読解力がないからだ

と思われがちです。確かに難解な本文だと意味が理解できなくて答案に行き詰まることがありますが、日本語として本文が読めたら全員が正解できるかというと違います。読解力の有無と現代文の得点は別物です。

先日娘が国語のテストで「本文によれば、太郎さんはこのときどういう状態でしたか」という問題に「風邪を引いた」と答えて不正解をしていました。正解は「熱が出て体調が悪かった」です。本文中には「熱が出て体調が悪かった」とは書いてありましたが、「風邪を引いた」とは書いてありませんでした。

熱が出て体調が悪ければそれはおそらく風邪の可能性が高いので、日常生活なら「風邪でもひいた?」と言うのがコミュニケーションとしては正解です。親目線でいえばよくそれだけ物事を判断できるまで成長したものだと思うのですが、国語はそんな子どもの成長なんて気にしませんから、「風邪」という推測の域をでない解答はバツになります。

 

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