志望校に受かる人のほうが多い高校受験と違って大学受験は志望校に落ちる人のほうが圧倒的に多いです。いろいろ理由はありますが、志望校と自分の距離感がつかみにくいというのが大きな理由の1つです。
幼稚園児が「ウルトラマンになりたい」と思うノリで「名古屋大学に行きたい」という高校生がほとんどです。
距離感を簡単につかむ方法があります。
自分の高校のHPを開いて入試結果を見てみてください。
そして自分の志望する大学に、その学校から何人合格者が出ているか調べてみてください。
たとえば自分の志望校が名大で、自分の高校から10人の名大合格者がいる場合、模試や実力テストで少なくとも20位以内くらいに毎回入っていないと話になりません。
自分の志望校が名工大で、名大合格者が10人、名工大合格者が10人だったら上位30位程度でしょう。
もちろん目標を高くしておいて自分はアヒルではなく白鳥なのだと思って頑張るのも素晴らしいことです。その場合は、その高い意識に合わせてしっかり勉強時間を確保しましょう。
とくに新高校1年生は入学後の4月からしっかりやっておくと良いです。イメージ的には、中学3年のときの定期テスト前2週間の勉強量を高1の4月から維持です。
逆に高1でいったん気が抜けてしまうと、中学時代と違って遅れを取り戻すのにものすごく時間がかかるし、「高3から受験勉強やろう」などと思っていると遅れを取り戻す前に入試を迎えてしまいます。
保護者のみなさまも「本人のやる気をまって」などと思っていると、やる気になるまえに入試当日を迎えますので、高1のうちに塾に預けてください。