月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

模試の受け方 1

とにかく生徒に考えさせない名古屋市外の高校では、生徒の受ける模試はほぼ自動的に決まっていますが、私にとって模試というのは学校で受験可能なものでも必要なものは受けるし、必要のないものは当然受けない、そういう認識でした。もちろん今も、模試というのは生徒の状況によって受験するしないを判断すべきものであることに変わりはありません。

模試は大きく「駿台」「全統」「進研」の3種類があり、受験生はこのうちのどれを受験していくか考えていくことになります。

東大、京大、一橋、東工大、国立医学部等の超難関の大学を目指す生徒は駿台模試を軸にしていけばよいです。駿台模試はそういう超難関大を目指す生徒が受験するので、出来不出来が判断材料に直結します。逆に、この辺の超難関大を目指す気が無ければ、結果をみてテンションが下がるだけなので不要です。

それ以外の高校生は、全統模試(河合塾の模試)を中心に受験していきましょう。国立大志望の人は記述式とマーク式の両方を、そして私大の人はマーク式は受けずに記述式だけでOKです。マーク式というのは、センター試験の模試のことです。私大受験者のなかにはセンター利用を受けるという人もいると思いますが、センター利用は国立大志望者が私大の滑り止めを抑えるためのものと考えるべきです。

余った進研模試ですが、これは高3になったら不要です。現役の生徒しか受験できない模試をわざわざ受ける必要はありません。高1、高2のうちは受けてもいいですが、難関大志望の人は同じお金を払うなら全統や駿台模試を受けて、目線を上げていくべきです。

高校生のみなさん、自分の受験のことは自分でよく考えて一つ一つ判断しましょう。あなたの人生は、あなた自身が決めるものです。

清須市の大学受験 相伝学舎
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