月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

1年間合計でもう100単語覚えられたのでは

今日は午前中のうちに塾の軽い掃除と合宿の準備(机のレイアウト変更)を済ませて午後はオフです。

世間ではオミクロン株がどうとか言って、共通テストを受験できるとかできないとかいう話がありますが、今年一年もこの手の話はウンザリでした。

今年の1月の共通テストで何十万人という受験生が2日間缶詰になって受験して何もなかったのだからそんなものスルーしておけば良いものの、大人の世界はとにかく責任を取りたくない人だらけなのでいつまでたっても大げさです。

だいたい塾生を見ていても高校生の8割以上はワクチンを接種しています。重症化を防ぐためにやることはやったのだから、もうあとはコロナ祭りを終了として大学入試だって特別なルールをわざわざつくらずに適当にやっとけばいいのです。

しかし日本にはヒマ人がとにかく多いので、自分の首を絞めるコロナ祭りを終わらせたくないようです。隣の家のゴミの出し方に文句を言うおばちゃんが、今度は隣の家のマスクの付け方に文句を言い出したようなもんです。

外を歩いていてもマスク着用率は99.9%で、0.1%に属する私にとっては恐ろしい世界です。だいたい室内でさえ、塾のような誰も会話がしない空間で律儀にマスクするなんて馬鹿げています。本当にマスクの効果を得たいなら毎日が濃厚接触現場である自宅内ですべきですが、そんな人はほとんどいないんじゃないでしょうか?

要するに、コロナ関連の「対策」なるものは科学的なものではなく宗教的なものなのです。話し合ってわかり合えるものではないので、私自身は塾でのルールとしてマスクをしろともするなとも言っていません。マスクをしてないと恐ろしい病気にかかってしまうのではないかと思っている人もいるでしょうし、顔を隠しすぎてもはや他人に顔をみられたくない人もいるでしょう。どう考えるかは宗教的なものなので、各自がやりたいようにすればよいです。中日ファンの人に、「巨人ファンになろうよ」と言わないのと同じことです。

でも受験生なら健康を害するとか他人にどう思われるかとかいうより、マスクをしていることで酸素が薄くなって頭が悪くなるんじゃないかとか、着脱の時間を合計したら1年間で単語を100個くらい余計に覚えられたんじゃないかとか、そういう観点で心配してほしいですね。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp